池井戸潤さんの小説の感想ブログです

池井戸潤さんの小説が好きで、よく読んでいます。その感想を書いていますので、参考にしてみていただけるとありがたいです。また、池井戸潤さんの小説に関連した本の書評もありますので、そちらもぜひご覧ください。

仇敵

池井戸潤「仇敵」第八章「キャッシュ・スパイラル」の感想

池井戸潤さんの小説「仇敵」を読みました。 第八章は「キャッシュ・スパイラル」というタイトルになっています。 そしてこの章が、この小説の最終章になります。 キャッシュ・スパイラルとはどういう意味でしょうか? スパイラルというのは、渦巻きのことで…

池井戸潤「仇敵」第七章「裏金」の感想

池井戸潤さんの小説「仇敵」を読みました。 第七章のタイトルは「裏金」というものです。 裏金というのは、いうまでも正当な資金ではないです。 これはつまり、仇敵の資金ということです。 仇敵は資金をどのような方法で得ていたのか? この章以降で明らかに…

池井戸潤「仇敵」第六章「逆転」の感想

池井戸潤さんの小説「仇敵」を読みました。 第六章は「逆転」というタイトルになっています。 恋窪と仇敵との争いも、かなり佳境に入ってきたように思います。 仇敵との戦いは、どうやら資金の流れがポイントになりそうです。 やはりどんな悪事にも、資金の…

池井戸潤「仇敵」第五章「密計」の感想

池井戸潤さんの小説「仇敵」を読みました。 第五章は「密計」というタイトルになっています。 密計というのは、密かに張り巡らせる策略のこと。 ここで密計を張り巡らせるのは、恋窪ではありません。 仇敵である中島容山が密計を練っています。 金融を巡って…

池井戸潤「仇敵」第四章「漏洩」の感想

池井戸潤さんの小説「仇敵」を読みました。 第四章のタイトルは「漏洩」になっています。 銀行というところは、重要な顧客情報がたくさんあります。 顧客情報の塊とでも言ったほうが良いかもしれません。 しかも、本当に重要な情報ばかりです。 顧客の財産に…

池井戸潤「仇敵」第三章「仇敵」の感想

池井戸潤さんの小説「仇敵」を読みました。 第三章について感想を書いてみたいと思います。 第三章は「仇敵」というタイトルです。 この小説のタイトルでもありますね。 ですから、この章がかなり重要な章になっているはずです。 仇敵というのは、恨みや憎し…

池井戸潤「仇敵」第二章「貸さぬ親切」の感想

池井戸潤さんの小説「仇敵」を読みました。 第二章のタイトルは「貸さぬ親切」になっています。 銀行というところは、よく晴天のときに傘を差し出して、 雨が降ってくると傘を取り上げるといわれます。 中小企業の経営者の方などは、 この言葉が身にしみてわ…

池井戸潤「仇敵」第一章「庶務行員」の感想

池井戸潤さんの小説「仇敵」を読みました。 第一章は「庶務行員」というタイトルになっています。 銀行員には一般行員と庶務行員の2つがあるそうです。 庶務行員というのは、銀行の窓口などで顧客を案内している方ですね。 また掃除などの雑務もこなすとい…

仇敵を読んだ感想

池井戸潤さんの仇敵を読みました。 池井戸ワールド炸裂という感じの小説です。 初期の小説のようですが、今でも面白さは変わりません。 半沢直樹を見ていた人は、仇敵もかなり面白く読めるのではないでしょうか。 私が感心したのは、ストーリーの構成という…