仇敵を読んだ感想
池井戸潤さんの仇敵を読みました。
池井戸ワールド炸裂という感じの小説です。
初期の小説のようですが、今でも面白さは変わりません。
半沢直樹を見ていた人は、仇敵もかなり面白く読めるのではないでしょうか。
私が感心したのは、ストーリーの構成というか流れですね。
一話完結で進んでいくのかと思いきや、全ての話がつながっています。
かなり計算された小説になっています。
理解するために何度か読み返す必要があるかもしれません。
でもこの往復も楽しいんですよね。
銀行の闇というか影というか、そういった部分を小説で読むことができる。
こういった部分を知っていると、銀行との付き合いも冷静に出来るのではないでしょうか?
主人公の恋窪は、半沢直樹とはまったく違ったイメージの銀行員ですね。
丁寧な口調や人との接し方が、半沢とは違った印象でした。
熱意という部分では、同じものを感じましたが。
この仇敵も、ドラマにするにはとても良いのではないでしょうか。
何せ一話完結で進んでいくのですから、テレビ的といわざるをえません。
個人的にはかなり面白いドラマができるような気がするのですが。
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小説が読みたいという方はこちらを参考にしてください。