池井戸潤さんの小説の感想ブログです

池井戸潤さんの小説が好きで、よく読んでいます。その感想を書いていますので、参考にしてみていただけるとありがたいです。また、池井戸潤さんの小説に関連した本の書評もありますので、そちらもぜひご覧ください。

オレたちバブル入行組

池井戸潤「オレたちバブル入行組」終章「嘘と新型ネジ」の感想

池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。 終章は「嘘と新型ネジ」というタイトルです。 半沢直樹の実家は半沢樹脂工業を営んでいます。 この終章では実家が出てきます。 銀行に入行が決まった頃の半沢とその父が話している場面から始まり…

池井戸潤「オレたちバブル入行組」第七章「水族館日和」の感想

池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。 第七章は「水族館日和」というタイトルです。 銀行とはあまり関係ないタイトルのようにも見えますね。 水族館も銀行からの融資があるから、経営が成り立っている。 その意味では水族館も銀行と関…

池井戸潤「オレたちバブル入行組」第六章「銀行回路」の感想

池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。 第六章のタイトルは「銀行回路」です。 銀行回路というのはどういう意味でしょうか? 回路の意味は、エネルギーなどが出て、また元の位置に戻るまでの道筋。 銀行の回路というのは、人の流れとい…

池井戸潤「オレたちバブル入行組」第五章「黒花」の感想

池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。 第五章のタイトルは「黒花」です。 半沢直樹の奥さんの名前をご存知でしょうか? 「花」ですよね。 タイトルの中にも花の文字があります。 この章でいよいよ半沢直樹の上司である 支店長の浅野を…

池井戸潤「オレたちバブル入行組」第四章「非護送船団」の感想

池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。 第四章は「非護送船団」というタイトルです。 護送船団方式という言葉を聞いたことがあると思います。 第四章の中に、護送船団方式の説明が少しあります。 章のタイトルの中にも護送船団という言…

池井戸潤「オレたちバブル入行組」第三章「コークス畑と庶務行員」の感想

池井戸潤さんの小説「俺たちバブル入行組」を読みました。 第三章は「コークス畑と庶務行員」です。 コークス畑のコークスとはどのようなものでしょうか? 少し調べてみることにしました。 コークスというのは、石炭を乾留(蒸し焼き)した燃料のこと。 製鉄…

池井戸潤「オレたちバブル入行組」第二章「バブル入行組」の感想

池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。 第二章は「バブル入行組」です。 この章では、バブル入行組の現在の状況が描かれています。 半沢直樹もこのバブル入行組の一人です。 バブル崩壊後、バブル入行組はあまり恵まれていませんね。 不…

池井戸潤「オレたちバブル入行組」第一章「無責任論」の感想

池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。 第一章は「無責任論」というタイトルになっています。 無責任論というのはどのようなものなのか? すぐにわかりました。 支店長の浅野のことです。 西大阪スチールの粉飾が見抜けず、融資の五億の…

池井戸潤「オレたちバブル入行組」序章「就職戦線」の感想

池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。 序章は「就職戦線」というタイトルになっています。 半沢直樹が産業中央銀行に就職する場面が描かれています。 就職戦線ということで、かなり熾烈なものがあるのかと思いましたが それほど熾烈と…