池井戸潤さんの小説の感想ブログです

池井戸潤さんの小説が好きで、よく読んでいます。その感想を書いていますので、参考にしてみていただけるとありがたいです。また、池井戸潤さんの小説に関連した本の書評もありますので、そちらもぜひご覧ください。

銀行仕置人

池井戸潤「銀行仕置人」最終話「断罪」の感想

池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。 最終話は「断罪」というタイトルです。 いよいよ銀行仕置人の最後の仕事ですね。 断罪というのは、罪を裁くことです。 金融の罪は重く処罰する必要があります。 株式などで、粉飾決算などを行なうと、本当に…

池井戸潤「銀行仕置人」第七話「御破算」の感想

池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。 第七話のタイトルは「御破算」です。 前の第六章が「狩猟金融」でしたので、その続きということになります。 狩猟金融の続きが御破算ですから、狩猟が御破算ということでしょうか? 狩猟金融というのは、詐…

池井戸潤「銀行仕置人」第六話「狩猟金融」の感想

池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。 第六話は「狩猟金融」というタイトルになっています。 狩猟金融というのは、どのような意味なのでしょう。 狩猟というのは弱肉強食の世界です。 弱いものが、強いものに狩られてしまうのが狩猟。 それを金融…

池井戸潤「銀行仕置人」第五話「誤算」の感想

池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。 第五話のタイトルは「誤算」です。 誤算というのは、計算が狂ったということですよね。 どの計算が狂ったのでしょうか? 黒部をだました黒幕の計画について、この章で少し明らかにされます。 黒幕というのは…

池井戸潤「銀行仕置人」第四話「擬態」の感想

池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。 第四話は「擬態」というタイトルになっています。 擬態というのは、他のものに姿や形を似せること。 動物などが外敵から身を守るときに、 ほかのものに姿をにさせることがあります。 これも擬態です。 銀行…

池井戸潤「銀行仕置人」第三話「スクープ」の感想

池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。 第三話のタイトルは「スクープ」となっています。 スクープとは何のスクープなのか? 誰がスクープされたのか? 始まりは、金庫の中身からでした。 黒部はこの金庫の中身を調べるために、 関東シティ銀行の…

池井戸潤「銀行仕置人」第二話「金庫番」の感想

池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。 第二話のタイトルは「金庫番」です。 金庫番とは、金庫の番人のこと。 黒部をだました人物の金庫を守っている人のことです。 黒部に託されたのは、その金庫の中に何が入っているのかを調べること。 この金庫…

池井戸潤「銀行仕置人」第一話「人事罠」の感想

池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。 第一話のタイトルは「人事罠」です。 主人公は黒部一石という関東シティ銀行の銀行員です。 人事罠にかかるのは、この黒部です。 罠を仕掛けるのは、関東シティ銀行の取締役企画部長の立花鉄夫と 第三営業部…