池井戸潤「オレたちバブル入行組」第一章「無責任論」の感想
池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。
第一章は「無責任論」というタイトルになっています。
無責任論というのはどのようなものなのか?
すぐにわかりました。
支店長の浅野のことです。
西大阪スチールの粉飾が見抜けず、融資の五億の回収が見込めない。
そんな状況で、支店長の浅野は、融資課長の半沢直樹に責任を押し付けます。
半沢直樹はこの状況をどう打破していくのでしょうか?
これが今後のあらすじの中心になりそうですね。
ところで銀行融資を得るための粉飾というのは簡単なのでしょうか?
銀行融資を引き出すための粉飾というのは、相当難しいものです。
思っているほど簡単にできることではないのです。
融資のために提出する書類を粉飾するためには、銀行内部の協力が必要
ということを聞いたことがあります。
銀行内部の協力を得ることができれば融資も通るかもしれません。
当然銀行員が粉飾に手を貸すはずがありません。
ばれれば銀行での出世もなくなりますし、犯罪に問われる可能性もあります。
ですから銀行員にとって、粉飾にかかわるのは
割に合わない仕事ということなんですね。
それ以前にもちろん倫理的に手を貸すはずありません。
ですから素人考えの粉飾というのはほぼ失敗するそうです。
銀行の調査力というのはバカに出来ませんね。
そんな銀行から融資を引き出した西大阪スチール。
どんな手で融資を引っ張ってきたのでしょうか?
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小説を購入したい方はこちらを参考にしてみてください。
レビューなども参考になりますよ。