池井戸潤「オレたちバブル入行組」第三章「コークス畑と庶務行員」の感想
池井戸潤さんの小説「俺たちバブル入行組」を読みました。
第三章は「コークス畑と庶務行員」です。
コークス畑のコークスとはどのようなものでしょうか?
少し調べてみることにしました。
コークスというのは、石炭を乾留(蒸し焼き)した燃料のこと。
製鉄においては、石炭が持つ硫黄分は鉄の品質低下を招くそうです。
またコールタールやピッチは高炉の高温燃焼を妨げます。
ですから石炭が直接高炉に投入されることはなく、
高炉の燃料には必ずコークスが用いられます。
石炭からコークスを乾留生成するコークス炉を併設している製鉄所も多いようです。
西大阪スチールのような製鉄を営む企業には、コークスが必要になります。
半沢直樹がコークス畑を抜けてある企業に向かったのは、
元西大阪スチールの経理を担当していた人間に会うため。
社長の東田の居場所を突き止め、5億の融資を回収することが目的です。
半沢直樹が今の状況を逆転できるのは、債権回収を実現することのみ。
そして、庶務行員の「キヨさん」も、半沢のために一肌脱いでくれます。
キヨさんのおかげで、本部からの検査を切り抜けることができたのです。
そして、さらに半沢に新しい味方が現れます。
さあどうやって債権を回収するのでしょうね。
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レビューなども参考になりますよ。