池井戸潤「オレたちバブル入行組」第五章「黒花」の感想
池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」を読みました。
第五章のタイトルは「黒花」です。
半沢直樹の奥さんの名前をご存知でしょうか?
「花」ですよね。
タイトルの中にも花の文字があります。
この章でいよいよ半沢直樹の上司である
支店長の浅野を追い詰めることになります。
黒花と妻の花には何か共通のものがあるのでしょうか?
半沢は支店長の浅野にメールを送るときの名前を考えていました。
そこで自分の妻のことを思い浮かべたのです。
白黒はっきりつける性格、そしてこの問題が進展するたびに
半沢直樹を叱咤してきた妻がこのメールの名前にふさわしい。
そんな思いで名前をつけたようです。
黒花というのは、少し悪役っぽいイメージがありますね。
特に「黒」という文字にそれを感じます。
浅野支店長を追い詰めるメールには、何となくそんな感じを受けますね。
半沢直樹から送られる花のメールで、浅野支店長の狼狽は
読者である私の目に浮かぶようですから。
ざまあみろ、という感情も正直少しあります。
いよいよこの小説もクライマックスです。
残り3章はどんな展開なのでしょうか?
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レビューなども参考になりますよ。