池井戸潤さんの小説の感想ブログです

池井戸潤さんの小説が好きで、よく読んでいます。その感想を書いていますので、参考にしてみていただけるとありがたいです。また、池井戸潤さんの小説に関連した本の書評もありますので、そちらもぜひご覧ください。

池井戸潤「不祥事」第八章「不祥事」の感想

池井戸潤さんの小説「不祥事」を読みました。

 

第八章のタイトルは「不祥事」です。

 

小説のタイトルがこの章のタイトルになっています。

 

そしてこの章が最終章になります。

 

不祥事というタイトルどおり、ものすごい不祥事が起こります。

 

伊丹百貨店の全従業員約9000人分の給与データの紛失です。

 

こんなことが公になれば、東京第一銀行の信用は地に落ちます。

 

伊丹百貨店との取引も原因によっては終わってしまいます。

 

そこで不祥事を調査するのが、臨店の2人。

 

花咲舞と相馬のコンビです。

 

この調査の中で、ありえない事実が発覚します。

 

この不祥事は、意図的に起こされたものかもしれない。

 

しかもデータを盗んだのは!

 

銀行というのは人々の生活には欠かせないものですよね。

 

ATMとか財布代わりに使っている方も多いはず。

 

それだけ銀行というものは信用されているということです。

 

だからこそ小さなミスも許されないのです。

 

小さな不祥事が銀行の信用を落としてしまうと、それを回復するのは難しい。

 

それを銀行員全員が自覚する必要があるのです。

 

実際の銀行ではこんな不祥事が起こらなければ良いのですが。

 

新装版 不祥事 (講談社文庫)

 

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