池井戸潤さんの小説の感想ブログです

池井戸潤さんの小説が好きで、よく読んでいます。その感想を書いていますので、参考にしてみていただけるとありがたいです。また、池井戸潤さんの小説に関連した本の書評もありますので、そちらもぜひご覧ください。

池井戸潤「オレたち花のバブル組」第八章「ディープスロートの憂鬱」の感想

池井戸潤さんの小説「オレたち花のバブル組」を読みました。

 

第八章「ディープスロートの憂鬱」というタイトルです。

 

そしてこの小説の最終章になっています。

 

この章では、タミヤ電機の転貸資金に関係する

銀行関係者のことが書かれています。

 

転貸資金というのは、以前にご説明したとおり融資資金使途違反です。

 

融資資金使途違反についてはこちら

 

そんなことに手を貸す銀行員が許されるわけがありません。

 

半沢直樹は、この銀行関係者を絶対に許すことができないようです。

 

この問題を取締役会にかけることになります。

 

当然半沢直樹は、取締役会を有利に進めるために

根回しのようなものを完全にしておきます。

 

結果として関係者は転貸資金の事実を明らかにされます。

 

これなら半沢直樹はすっきりとした結果のようです。

 

しかしこの章のタイトルは「ディープスロートの憂鬱」です。

 

なにかもやもやするものがあるはず。

 

それはこの小説の最後に出てくるものです。

 

半沢直樹の人事に関することになります。

 

銀行と言うのは、やはり理不尽なところがあるようですね。

 

組織の理論とでも言うのでしょうか?

 

しかし、どんな結果でも半沢直樹は受け止めるのでしょう。

 

それが半沢直樹のすごいところです。

 

オレたち花のバブル組

 

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小説を購入したいという場合はこちらを参考にしてください。

レビューなども参考になりますよ。