「七つの会議」第五話「社内政治家」を読んだ感想
池井戸潤さんの小説「七つの会議」の第五話を読みました。
タイトルは「社内政治家」です。
佐野というカスタマー室の人物が中心であらすじが進んでいきます。
カスタマー室ですから、お客様からのクレームが集まってきます。
そのクレームに対応しながら、社内を改善していく部署ですね。
そんな部署にあるクレームが届きます。
「椅子の座面を留めたネジが破損」
ネジというのは小さな部品ですが、とても重要なところに使われます。
椅子というのはいろんな場所に使われているものです。
小さなネジですが、破損というのは許されません。
このクレームから、社内を揺るがす問題に発展するのでしょうか?
ネジからどんな風にあらすじが進んでいくのでしょうか?
ネジが破損というのは、見過ごされることが多いのではないでしょうか?
実際にネジが破損したとしたら、老朽化や使い方に問題があるのか、
という疑問がまず出てくると思いますね。
まさかネジに問題があるとは思わないかもしれません。
クレームにしようとも思わないでしょう。
ネジの問題に注目したのは、池井戸さんが銀行員時代に中小企業から学んだのでしょうか?
ネジ工場のことをよく知らないと、こういう問題はわからないものでしょう。
しかし、ネジって大きな橋や高い塔にだった使われています。
命を預かっている部分があるのですね。
この話を読んで改めて、ネジの重要性を認識しました。
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小説についてはこちらを参考にしてみてください。