池井戸潤「銀行狐」第一章「金庫室の死体」の感想
池井戸潤さんの小説「銀行狐」を読みました。
第一章は「金庫室の死体」というタイトルになっています。
文字通り金庫室の中に死体がある場面から始まります。
場所は銀行の金庫室です。
そこからいろんな人間関係が明らかになっていきます。
この章で重要になるのが「浮き貸し」という言葉です。
浮き貸しというのはどのようなものなのでしょうか?
その意味を調べてみました。
銀行で働いている人が、その地位を利用して銀行の資金を
不正に自分や第三者に貸し出すことを浮き貸しと言います。
ちなみに銀行に限らず、金融機関にはたらいている人なら
浮き貸しは可能ですが、小説の内容から銀行員でたとえてみました。
浮き貸しは金融機関の信用を大きく損ないますので、
出資法で禁止されている行為です。
もちろん返済の可能性もかなり低くなることが多いです。
融資できるかどうか稟議されていないのですから、
返済の可能性が低いのも当然のことですよね。
そんな浮き貸しが、どのように関係しているのでしょうか?
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