池井戸潤「オレたち花のバブル組」第三章「金融庁検査対策」の感想
池井戸潤さんの小説「オレたち花のバブル組」を読みました。
第三章のタイトルは「金融庁検査対策」です。
この章で伊勢島ホテルの社長、湯浅威と半沢直樹が会います。
実は湯浅は半沢のことを知っていました。
湯浅自身が、中野渡頭取に半沢直樹を指名したのです。
湯浅は何とか伊勢島ホテルを再建したいと考えています。
そんな湯浅の熱意に半沢は金融庁検査を乗り切ることを誓います。
半沢にとって湯浅社長の決意はどれほどのものかということが
かなり重要なことだったのではないでしょうか？
銀行は企業の再建をサポートするだけです。
企業自身が再建する意思を持たなければ、銀行の努力は水の泡です。
湯浅自身が有能な男ということを半沢は見抜いたようです。
そして、この第三章は金融庁検査対策に重要と思われることが発覚します。
これが金融庁に知られると、銀行自体が危うくなるほどのものです。
半沢はこの窮地をどう打破していくのでしょう？
ちなみに金融庁検査というのは、銀行をいじめるものではありませんよ。
小説やドラマで金融庁のイメージが悪くなっている気がします。
金融庁検査は銀行の健全経営や暴走をチェックするためのものです。
それを理解した上で小説を読んで楽しみましょう。
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小説を購入したいという場合はこちらを参考にしてください。
レビューなども参考になりますよ。
