池井戸潤「下町ロケット」第二章「迷走スターダスト計画」の感想
第二章は「迷走スターダスト計画」というタイトルです。
スターダスト計画は、帝国重工が手がけるロケット打ち上げの計画です。
そのスターダスト計画の肝になる技術は、佃製作所が特許を持っています。
帝国重工としては、自社の技術で打ち上げたいので、
この特許を買い取りたいという気持ちでいるようです。
しかし佃製作所の夢であるロケットの技術を売るわけには行きません。
佃製作所は、特許に関する訴訟があるので資金は
正直なところ喉から手が出るほど欲しいのです。
しかし夢のためには売るわけには行かない。
難しい選択になってきますが、
ビジネスとしてはどちらが正しいのでしょうか?
ビジネスということを考えると、近視眼的な考えでは良くありません。
将来にわたったものの見方というものも必要になるのでしょう。
それにあわせて訴訟の展開も考える必要がある。
当然資金繰りについても考える必要がありますね。
しかし、佃製作所は特許の見直しによって
裁判を有利に進めることが出来るようになるのです。
特許というのは取り方次第で、かなり違った展開になるようです。
やはり特許についても正しい知識が必要なのですね。
裁判と特許技術が、この先のあらすじのキーポイントになっていきます。
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