池井戸潤さんの小説の感想ブログです

池井戸潤さんの小説が好きで、よく読んでいます。その感想を書いていますので、参考にしてみていただけるとありがたいです。また、池井戸潤さんの小説に関連した本の書評もありますので、そちらもぜひご覧ください。

池井戸潤「下町ロケット」第六章「品質の砦」の感想

池井戸潤さんの小説「下町ロケット」を読みました。

 

第六章は「品質の砦」というタイトルになっています。

 

佃製作所は、ロケットのバルブを供給するためにテストを受けています。

 

帝国重工に提出している試作品は、佃製作所の自信作でした。

 

しかし、この試作品が佃製作所を窮地に追い込みます。

 

窮地に追い込まれた原因は、品質そのものにあるのではなく、

従業員との関係にありました。

 

佃製作所の佃プライドで一つになりかけていたのですが・・・

 

夢を追い求める佃社長と、従業員との間には溝があったのかもしれません。

 

従業員にとっては、やはり生活が大事です。

 

となるとやはりお金を第一に考える必要があります。

 

夢なんて追いかける余裕がないのかもしれません。

 

特許使用で利益を出すほうが、よほど現実的だと思ったのでしょう。

 

しかし、佃社長は自分の夢と、佃製作所の未来を考えています。

 

そこには当然従業員の明日も含まれているのですが、

なかなか理解してもらえないというのは、経営者のつらいところかもしれません。

 

そして、この窮地がさらに佃を強くしてくれるのでしょうか?

 

そこがこれからのあらすじのポイントになるような気がします。

 

下町ロケット (小学館文庫)

 

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小説を買いたいという方はこちらを参考にしてください。

レビューなども参考になります。