池井戸潤「シャイロックの子供たち」第四話「シーソーゲーム」の感想
シャイロックの子供たちを読みました。
ここでは第四話「シーソーゲーム」の感想をご紹介したいと思います。
「シーソーゲーム」では、遠藤拓治という銀行員がメインの話が展開します。
課長代理の遠藤は、結果が出なくて悩んでいます。
同じ課長代理の滝野は本当にやり手で結果もバンバン出します。
この2人をシーソーゲームにたとえた課長の鹿島は、
なんとしても遠藤に結果を出させてやりたかったようです。
そろそろ異動の話も出てくる中、その思いはますます強くなります。
結果がでなければ出向もありうるわけですから。
しかし、そう簡単に結果ってでないですよね。
結果が出なければ焦りが焦りをよんでしまいます。
そんな遠藤に鹿島は焦らないようにアドバイスをします。
そんなアドバイスもむなしく、焦りで有力な融資候補をダメにしてしまう。
プレッシャーもかなり強くなっていきます。
銀行員としてしっかりと結果を出したいという焦りやプレッシャーは
想像を絶するものなのかも知れませんね。
読んでいて、私もそのプレッシャーを何となく感じました。
銀行員も稼いでなんぼですから。
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シャイロックの子供たちを読みたい方はこちらを参考にしてください。