「七つの会議」第七話「御前会議」の感想
池井戸潤さんの小説「七つの会議」を読みました。
第七話は「御前会議」というタイトルです。
いよいよあらすじもクライマックスになってきているようです。
東京建電の問題が、親会社のソニックに知られてしまいます。
その対応のためにに開かれた会議が「御前会議」です。
ソニックから東京建電に出向している副社長の村西京助に、
告発文書が送り届けられたのがその発端でした。
内部告発ということになります。
やはり企業には内部の浄化作用のようなものも存在します。
不正を良しとする人もいれば、
このままではダメだという考えの人もいます。
やはり企業が正しい姿勢を取り戻せるかは、
こういった人たちがどのように行動するかによるのかもしれません。
不正が内部告発などをされると、そのダメージはかなり大きくなります。
なぜなら、インターネットの普及で情報は一気に世界中に広がるからです。
反社会的な会社だということになれば、信用回復は至難の業です。
東京建電の隠蔽がソニックに知られたいま、
いったいどんな選択肢が残されているのでしょうか?
まさかソニックに東京建電と同じ体質がなければよいのですが。
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