池井戸潤「銀行仕置人」第七話「御破算」の感想
池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。
第七話のタイトルは「御破算」です。
前の第六章が「狩猟金融」でしたので、その続きということになります。
狩猟金融の続きが御破算ですから、狩猟が御破算ということでしょうか?
狩猟金融というのは、詐欺にも近いような気がします。
詐欺というのは、だますことが重要なのではないそうですね。
なんと信用させることが重要なのだそうです。
相手を信用させて、疑うことがなくなったときにだます。
許せることではありませんが、鮮やかですよね。
この狩猟金融でも、同じような状態になってしまいます。
信用を壊してしまうことが、どうしても出来ない。
そこで黒部が取った方法は、まったく逆の方法でした。
さすがに銀行仕置人です。
金融取引の詳細をしっかりと理解できているからできることです。
世界NO.1の投資家であるウォーレン・バフェットは、
自分に理解できているものしか投資しないことは有名です。
大投資家ですらそうなのですから、一般人が理解できないものに
手を出すとどうなるかは、すぐにわかりそうですね。
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