池井戸潤「銀行仕置人」第一話「人事罠」の感想
池井戸潤さんの小説「銀行仕置人」を読みました。
第一話のタイトルは「人事罠」です。
主人公は黒部一石という関東シティ銀行の銀行員です。
人事罠にかかるのは、この黒部です。
罠を仕掛けるのは、関東シティ銀行の取締役企画部長の立花鉄夫と
第三営業部長の佐伯英治、そして東京デジタル通信の阿木武光。
黒部はこの3人の策略にだまされてしまいます。
その結果融資の焦げ付きを黒部のみの責任とされ左遷されます。
人事部付ということになります。
こうなると黒部にはどのような将来が待っているのでしょうか?
銀行で出世するためには、失敗は許されません。
一度でも大きな失敗をすると、もう出世はできないそうです。
罠とはいえ、黒部のように左遷されてしまうと、もうどうしようもなくなります。
黒幕にとっては、ここまでは計算どおりというところでしょう。
しかし、このままでは終わりません。
本のタイトルが銀行仕置人ですからね。
ここから仕置が始まるはずです。
さて、どんな仕置が始まるのか、これから楽しみになってきました。
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