池井戸潤「空飛ぶタイヤ」第四章「ハブ返せ!」の感想
池井戸潤さんの小説「空飛ぶタイヤ」を読みました。
第四章のタイトルは「ハブ返せ!」です。
赤松運送では、自社で壊れた部品を検証するために、
ホープ自動車に部品の返却を求める場面になります。
タイヤが外れた原因を検証するためにハブを返せということです。
しかし、ホープ自動車はいろんな理由をつけて返しません。
自動車の部品の所有権というのは、当然自動車の持ち主である
赤松運送にあるはずです。
どうして返さないのか?
当然返すとまずい理由があるからに決まっています。
この場合はどのようにするのが一番良いのでしょうか?
小説を読むときには、やはり主人公の気持ちになってしまいます。
この場合なら、赤松徳郎になっている気持ちです。
赤松運送を何とか持ちこたえさせるために何をするべきか?
そこを考えながら読んでいくのですが、
私も事故の原因となった部品を自分で再調査したいとおもいました。
しかし、ホープ自動車は絶対に返却しないでしょう。
なぜなら、再調査されるとまずいからです。
ですから、再調査をにおわさないようにして
返却してもらうのが良いのかもしれません。
しかし、どう考えてもそんな方法が思い浮かびません。
弁護士に相談して何とかすることしか思い浮かびませんね。
弁護士の名前を借りて、訴訟をにおわせる。
そんなことしか思い浮かばないのが残念です。
ほかにどんな方法があるのでしょうか?
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