池井戸潤「ルーズヴェルト・ゲーム」第五章「野球部長の憂鬱」の感想
第五章は「野球部長の憂鬱」というタイトルです。
ルーズヴェルト・ゲームでは、本業と野球部の両方が
同時進行で話が進んでいきます。
青島製作所の野球部長ほど、憂鬱なポジションはないのかもしれません。
野球部長は、総務部長でもある三上。
聖域なきリストラを進める青島製作所で、
社員を辞めさせなければならないポジション。
相当のストレスがたまるのは、容易に想像できます。
さらに野球部長ということもあり、野球部の人員は出来る限りリストラしたくない。
まさに板ばさみの状態になっているようです。
そんな中、野球部にとって重要な人物に、リストラが告げられます。
コストカットが必要ななか、聖域なきリストラですから、
客観的に見ればこのリストラも当然なのかもしれません。
しかし、三上はこのリストラに納得できないようです。
これからどんな展開が、青島製作所にそして野球部にあるのか?
両方が緊迫した展開になっています。
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