池井戸潤「ルーズヴェルト・ゲーム」第三章「ベースボールの神様」の感想
池井戸潤さんの小説「ルーズヴェルト・ゲーム」を読みました。
第三章のタイトルは「ベースボールの神様」です。
ベースボールの神様というと、一般的にはベーブ・ルースでしょうか。
でもこの章ではベーブ・ルースはでてきません。
青島製作所の野球部は、いろんな面で追い詰められています。
聖域なきリストラが進められている中、野球部としての成績も良くない。
年間3億円もかかる野球部を残す意味があるのだろうか?
青島製作所の本業でもかなり厳しい状況の中です。
当然野球部の存続についても検討されています。
野球部を存続させるためには、何とかして勝てるチームにするしかない。
しかし、それも難しい状況になってきています。
なぜなら、この章でエースピッチャーに問題が発生するからです。
この状況でエースに問題が発生するのはかなりいたい。
野球の神様はどうしてこんな残酷なことをするのか。
野球部の選手は契約社員が多いですから、野球ができなければどうなるのか。
正社員になれなければ、会社を去るしかありません。
まさに崖っぷちの野球部になっています。
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