池井戸潤「オレたち花のバブル組」第七章「検査官と秘密の部屋」の感想
池井戸潤さんの小説「オレたち花のバブル組」を読みました。
第七章のタイトル「検査官と秘密の部屋」です。
この章は、金融庁検査のクライマックスになっています。
東京中央銀行と伊勢島ホテルの運命が決まります。
ということだけが金融庁検査の全てではありません。
疎開文書が見つかるかどうかということもポイントですよね。
その疎開文書に関することがこの章のタイトルになっています。
検査官と秘密の部屋というハリー・ポッターのようなタイトルは
この疎開文書につながっているということです。
秘密の部屋に疎開文書がある。
その情報を黒崎はどうやらつかんでいるようです。
黒崎は半沢直樹をどうしても貶めたいようです。
どうやって秘密の部屋の情報を得たのでしょうか?
それがこの小説のクライマックスにつながっていくようです。
しかし疎開文書は銀行法違反ですので、半沢直樹が悪者のはずなんですが、
黒崎検査官のイメージのほうがどう考えても悪ですよね。
かなり損な役割のような気がします。
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レビューなども参考になりますよ。