池井戸潤「シャイロックの子供たち」の第六話「キンセラの季節」の感想
第六話は「キンセラの季節」というタイトルです。
この章では、無断欠勤している西木という銀行員の代わりの銀行員の話です。
名前は竹本直樹。
この人物も出世のためにがんばっていた人物です。
学生時代は野球に熱中していたとのこと。
イレギュラーバウンドで試合に負けてしまった。
そんなエピソードも出てきます。
そんな竹本は、出世のために銀行業務をがんばっていました。
しかし、銀行というのはいろんなことが起こります。
お金にまつわる話というのは、尽きることがありません。
それだけいろんな出来事が起こるということですよね。
なんと、部下が銀行のお金を使い込んでしまったのです。
そんなことが起これば、銀行では出世することが出来ません。
たとえ部下であっても竹本は出世街道から外れてしまう。
銀行というのは、本当に一回勝負なんでしょうか。
そうだとすると、優秀な人材も捨てている可能性が大いにありますよね。
何とか良いシステムはないのでしょうか?
さて、竹本は無断欠勤している西木のピンチヒッターです。
代わりに業務を行なっていると、あることに気がつきます。
これがこの小説のクライマックスにつながっていくのですが、
それは以降の話で明らかになっていきます。
この話で今までの話が何となくつながっていることがわかりました。
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シャイロックの子供たちを読みたい方はこちらを参考にしてください。