池井戸潤「銀翼のイカロス」の第六章「隠蔽ゲーム」の書評
池井戸潤さんの小説「銀翼のイカロス」第六章のタイトルは「隠蔽ゲーム」です。
いかにもというタイトルがここで出てきました。
銀行の悪癖として何度も池井戸小説に出来ている隠蔽と言う言葉。
都合の悪いことは全て隠蔽してしまうというイメージが
銀行には着いてしまっています。
それは、池井戸潤さんの小説を読んだからでしょうか?
それとも私だけでしょうか?
前章で怪しい融資のことが出てきました。
当然怪しい融資のことが隠蔽されていないはずがないです。
この融資を巡って調査している半沢直樹。
その中でとんでもないことに気がつきます。
それは政治と東京中央銀行との悪しき関係です。
舞橋ステートへの不正に融資された20億円が、政治と関係している。
この大スキャンダルを元に、東京中央銀行に債権放棄を迫っている。
そのことに気がついて半沢直樹は、不正融資の全ての証拠をつかもうとします。
全てをつかまなければ逃げられてしまいますから。
当然そこにはさまざまな妨害が行なわれます。
しかしそんな妨害に屈する半沢ではありませんから、
その融資の全貌をしっかりとつかんでしまいます。
融資の全貌をつかんだ半沢がどのような行動を起こすのか?
それが次の章で明らかになります。
そして次の章が最終章になりますので、かなり楽しみですね。
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