池井戸潤さんの小説の感想ブログです

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池井戸潤 「銀翼のイカロス」第五章「検査部と不可解な融資」の書評

池井戸潤さんの小説「銀翼のイカロス」の第五章

「検査部と不可解な融資」を読みました。

 

不可解な融資ということで、かなりきな臭い香りがしますね。

 

帝国航空の再建にどうかかわってくるのか?

 

この章で不可解な融資を追うなかで銀行内のあるメンバーがどうして、

反半沢にならなければならない理由が明らかになっていきます。

 

金融庁の調査を終えた半沢は定刻航空に関連する

不可解な融資があるという報告を部下から受けます。

 

その融資は箕部啓治へと行なわれ、

それが「舞浜ステート」という会社へと振り込まれています。

 

金額は20億円というとんでもない巨額です。

 

半沢はこの融資に目をつけて調査を開始するのですが、

正式な融資なら行なわれなければいけない手続きが行なわれていない。

 

どんどんとぼろが出てくるのです。

 

帝国航空に対する債権放棄を受け入れようとする理由、

それがこの融資の中にあるはず。

 

半沢直樹の調査はどんな小さなぼろも見つけてしまいます。

 

ドラマでも粉飾を見破っていましたよね。

 

資金の流れを追いながら、異常な部分は見逃さない。

 

この銀翼のイカロスでもその能力がしっかりと発揮されてています。

 

そして、ある書類を見つけることになります。

 

この書類が今後の展開にどんな影響を与えるのでしょうか?

 

かなり面白い展開になってきています。

 

次の章が楽しみになってきましたね。

 

銀翼のイカロス

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