池井戸潤さんの小説の感想ブログです

池井戸潤さんの小説が好きで、よく読んでいます。その感想を書いていますので、参考にしてみていただけるとありがたいです。また、池井戸潤さんの小説に関連した本の書評もありますので、そちらもぜひご覧ください。

池井戸潤 「銀翼のイカロス」第三章「金融庁の嫌われ者」の書評

池井戸潤さんの「銀翼のイカロス」を読みました。

 

今回は第三章の書評を書いてみたいと思っています。

 

第三章のタイトルは「金融庁の嫌われ者」というもの。

 

金融庁というと半沢直樹の天敵のひとつかもしれません。

 

ドラマでも天敵がいましたよね。

 

半沢直樹の天敵ともいうべき、黒崎駿一がその人です。

 

花沢直樹をドラマで見ていた方なら、なんとなく懐かしさも感じてしまう人物。

 

片岡愛之助が演じていたおねえキャラですよね。

 

片岡愛之助は歌舞伎よりもおねえキャラのほうが有名になっていました。

 

今では歌舞伎のほうが有名ですけれどね。

 

さてこの章でも黒崎はその悪役ぶりをしっかりと発揮してくれます。

 

どうしてこんなに嫌なやつなのでしょうね?

 

嫌なやつ過ぎて少し感心してしまうほどです。

 

この黒崎の調査によって帝国航空への融資にかんしていろんなことがわかります。

 

ここで、東京中央銀行の中にいる半沢の敵が明らかになっていきます。

 

まずは半沢の前に帝国航空の担当だった曾根崎の存在。

 

曾根崎は最初から半沢の敵という印象がありました。

 

こいつもまた嫌なやつですよね。

 

金融庁の調査がきっかけで、その曾根崎の悪事が明らかになっていきます。

 

半沢は疑いのあるものは、徹底的に潰していくのが特徴です。

 

この章でも得意技で徹底的に潰すための証拠をつかんでいきます。

 

曾根崎の結末は、ざまあみろという気持ちの方が多いのではないでしょうか?

 

半沢をなんとなく応援してしまうという感覚。

 

半沢直樹シリーズですごいのは、この感情移入してしまうところです。

 

半沢と一緒に戦っているというとオーバーかもしれません。

 

いや決してオーバーではないですよね。

 

そんな気持ちになっている方も多いのではないでしょうか?

 

あらすじを追って行くにつれてそんな感覚が強くなっていきます。

 

銀翼のイカロス

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