池井戸潤「ルーズヴェルト・ゲーム」第一章「監督人事」の感想
池井戸潤さんの小説「ルーズヴェルト・ゲーム」を読みました。
第一章のタイトルは「監督人事」です。
青島製作所には野球部があります。
この青島製作所の野球部が、プロローグでぼろ負けしていたチームです。
これまで青島製作所野球部の監督をしていた村野が辞めます。
そして新しく監督を決めなければならない。
そんな状況にあるのがこの第一章です。
結果監督人事で大道という監督が就任します。
この監督はかなりデータを重視して理論的にチームを作ろうとしているようです。
それもそのはず大道は大学でスポーツ科学を専攻していたようです。
青島製作所野球部の強みや弱みをデータでしっかりと捉えています。
今まで活躍していた選手たちには思いもしなかった起用も考えています。
村野監督の時代には出来なかった、チームの力を全て引き出したい。
それが新しい大道監督の思惑のようです。
野球部の活躍が何となく期待できそうな雰囲気を小説から感じます。
しかし、青島製作所はかなり経営改善をする必要がある状態にあります。
コストダウン計画が当然打ち出されます。
人件費の見直しも行なわれるなか、年間3億円かかる野球部の運命はどうなるのか?
こうなるとどんな展開が待ているのか気になりますね。
↑ ↑
小説を購入したい方はこちらがおすすめです。
レビューも参考になりますよ。