池井戸潤 「最終退行」第二章 旋回 を読んだ感想
池井戸潤さんの小説「最終退行」の第二章を読みました。
タイトルは「旋回」です。
銀行の内部のしがらみのような内容からスタートします。
融資を受けた企業が挨拶に来たかと思うと、融資に難航している
中小企業の社長がやってきたり・・・
そしてこの章で、M資金と蓮沼との接点が出てきます。
東京海洋開発への融資から、M資金につながる接点です。
東京海洋開発への融資が怪しいと考える蓮沼は、融資にいたる
資金の流れを追うことで、融資の本当の目的に気がつくことになります。
それがM資金にかかわることだったのです。
ここを読むと銀行員が資金の流れを読む力というのはすごいことがわかります。
そして、東洋海洋開発にも蓮沼と同じ銀行の銀行員が絡んでいます。
東京第一銀行の銀行員が、何人もこの件にかかわっていたとは。
先が面白くなってきています。
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小説が読みたいという方はこちらを参考にしてみてください。