池井戸潤 「銀行借り入れはこうする」を読んだ感想
池井戸潤さんの書かれた「銀行借り入れはこうする」を読みました。
これは小説ではないのですが、池井戸潤さんの本なので読んでみたのです。
副題が「貸し渋りに勝つ」です。
初版が1998年ですので、少し古い本ですが、とても勉強になりました。
主に中小企業の経営者の方が参考にすべき内容です。
しかし、サラリーマンの方でも、知っておくべき銀行の実態があります。
知らないでいると、銀行に上手くだまされてしまうこともあるかもしれません。
言葉が少し悪いですが、この本を読むとそんな感想を持ってしまいます。
この本を読んで感じたことは、銀行をどう上手に使うかということです。
やはりそのためには銀行についてよく知ることが重要です。
よく知らないものを、上手に使うことなんて無理ですからね。
そして、法律にも強くなる必要があります。
銀行の主張することが、本当に法律に適っているのか?
それって間違いなのではないのか?
そう思ったときには、しっかりと質問していく必要があります。
ですから、こちらも知識で武装しておく必要があるわけです。
今からそんな勉強をしたくないという方も多いかもしれませんね。
でも、銀行を上手に使うということは、どういうことか考えてみてください。
望む金額のお金を融資してもらえるということになります。
もちろんそんなに自由にできるわけではないかもしれません。
この本にもそんなことは書かれていません。
当然稟議ではじかれるということもありますからね。
しかし、そうならないようにするために努力する。
そう考えると上手に融資してもらうために勉強するということは、
かなり面白そうなことではないでしょうか。
私はこの本を読んでそんな感想を持ちました。